ごあいさつ

社会福祉法人 佐賀西部コロニーは、「障がいのある方に対し、働く喜びを与え、将来にわたり安心して生活ができる施設づくりを目指す」を理念とし、昭和58年10月に法人認可を受け、翌年の昭和59年4月に身体障害者入所授産施設『佐賀西部コロニー(「昆虫の里」に名称変更)』、昭和63年4月に知的障害者入所授産施設『多良岳作業所(「多良岳福祉園」に名称変更)』、更には平成7年に4月に知的障害者通所授産施設『白石作業所』を開所し、今年で36年目を迎えます。

この間 障がいのある方を取り巻く情勢は年々変化し、特に平成18年に施行された障害者自立支援法(現障害者総合支援法)は、「施設福祉から地域福祉へ」という理念の下、昼夜分離の考えにより、「働く喜びを与える就労支援」と「安心して生活する夜間支援」を原則として同一敷地内で提供することができなくなりました。

このことで、平成24年4月より新たにグループホームを開所し、日中活動の就労支援施設2か所、そして生活支援を中心とした入所施設へ事業を移行するなど、創立時の理念を揺るがす大きな事業の改編を余儀なくされました。

障がいのある方への支援は多様化し、サービスを受ける利用者のニーズに合わせた支援が重要であります。この度 初代理事長の村井公道氏の意思を受け継ぎながら、新たな法人理念として「互譲互助」を掲げました。

幸せは一人一人違い、また幸せも色々あります。私たちは、ご利用者の幸せの為に支援にあたりますが、ご家族の幸せはもとより、職員の幸せ更には法人、地域の発展がなければ、真の幸せは達成できません。その為には自分の思いを相手に譲りながら、お互いに相手のことを思い助け合う「互譲互助」の心が大切であり、一人ひとりの幸せをみんなで喜び合えた時 私たちの目指す大きな幸せに繋がっていきます。

これからも地域に支えられる法人を目指し取り組んで参ります。今後とも皆様のさらなるご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 

2019年2月吉日

社会福祉法人 佐賀西部コロニー
第2代理事長 竹下 武幸

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